平等院は、1994年に国内5件目のUNESCO世界遺産、「古都京都の文化財」として登録され、すでに30年が経過しようとしています。
さらに本年は国際博覧会の開催を迎え、世界中から多くの人々が日本を訪れ、新しい文化的、科学的なものに触れ、それらの根源である名所旧跡を巡ることにもなるでしょう。
本展では、文化財が人類共通の遺産であるだけではなく、古くから日本人にとって旅や巡礼、さらに出開帳や博覧会によって、神聖なもの、探求するものとしてあった点に注目し、初公開資料を含めて展示します。
第Ⅰ期では明治28年(1895)に京都岡崎で開催された内国勧業博覧会と平等院の観光をテーマに展示します。
京華要誌
宇治川図(宇治名勝詩歌書画帖より) 山田文厚
第4回内国勧業博覧会会場(日出新聞明治28年4月1日)
第4回内国勧業博覧会褒賞メダル
平等殿前真景 六嶺樵夫
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