本年、平等院は鳳凰堂建立970年を迎えます。平等院ミュージアム鳳翔館では特別展「きらめきの荘厳」を3期に分けて開催しています。
本展は第3期目となります。全期間を通して紹介している創建当初の鳳凰堂関連の作品をはじめ、中近世の平等院鳳凰堂にもスポットをあて、鳳凰堂への民衆の奉納、鳳凰堂の修理時に阿弥陀如来像の像内へ納められた経典についても紹介します。
会 期:2023年9月26日(火)~2023年12月17日(日)
※会期中無休。ただし、11月6日(月)は展示替えのため、一部ご覧いただけない展示があります。
時 間:9:00~17:00(鳳翔館)
料 金:平等院拝観料が必要 大人600円、中高生400円、小学生300円
主 催:宗教法人 平等院
場 所:平等院ミュージアム鳳翔館(京都府宇治市宇治蓮華116)
金銅製垂飾(こんどうせいすいしょく):平安時代 平等院蔵
創建当初の鳳凰堂内を飾った金具です。平安時代の宝相華文様(ほうそうげもんよう)にはこのような側面からみた花文様と蝶文を組み合わせるバリエーションがみられます。併せて須弥壇装飾復元図を展示します。
西国三十三所巡礼札:室町時代~江戸時代 平等院蔵
鳳凰堂に奉納された西国三十三所巡礼札です。併せて江戸時代の平等院参詣図も展示します。
仏説阿弥陀経:慶安5(1652)年 檀誉龍極筆 平等院浄土院蔵
江戸時代の鳳凰堂修理の際に阿弥陀如来像の像内に奉納された経典です。
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過去の特別展