旅が盛んになった江戸時代、宇治には、お茶や鮎(氷魚)、鱸、鰻(宇治丸)、柿、茶臼、風炉の灰など、古くから珍重される名産が数多くありました。
本展は、宇治市源氏物語ミュージアムで開催する「旅」の世界と連携し、これまであまり紹介されてこなかった「味わう」資料を幅広く展観して平等院の歴史や文化をより深く味わっていただきます。
また合わせて、『源氏物語』最後の場面「宇治十帖」での悲恋の物語や、源平の合戦、日本の茶文化を牽引してきた宇治茶など、各時代の幅広い文化を集積している味わえる宇治の魅力を再認識していただけるような資料も展観いたします。
宇治を旅し、町歩きしながら喫茶を楽しみ、いにしえより人びとを惹きつけてきたこの地の魅力を味わい尽くしていただければ幸いです。
同時開催:宇治市源氏物語ミュージアム
「宇治を旅する 平等院を旅する」
2020年9月16日(水)~2020年11月29日(日)
会 期:2020年9月5日(土)~2020年12月14日(月)
※会期中無休、展示替えあり
時 間:9:00~17:00(鳳翔館)
料 金:平等院拝観料が必要 大人600円、中高生400円、小学生300円
主 催:宗教法人 平等院
場 所:平等院ミュージアム鳳翔館(京都府宇治市宇治蓮華116)
『宇治川風俗屏風』 江戸時代 平等院蔵
『宇治製茶絵巻』一巻 江戸時代 平等院浄土院蔵
『源頼政画像[最勝院本]』 室町時代 平等院最勝院蔵
『宇治 茶の木人形』上林清泉作 江戸時代後期 個人蔵
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