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平等院庭園

平等院庭園

平等院の庭園は、平安時代(794〜1185年)末期に造られた浄土庭園の最も優れた例の一つです。この庭園は地上に西方極楽浄土を表現しており、阿弥陀如来の宮殿を模した鳳凰堂や阿字池、樹木や草花など庭園を構成する要素と、宇治川、山を背景にした自然環境が組み合わさって、当時の貴族達が憧れてやまなかった西方極楽浄土の完璧な世界を作り出しています。

これは現存する中で世界最古の園芸マニュアル『作庭記(さくていき)』にある“自然と人間の理想的な係わり方を映し出した庭園”に合致していると考えられます。このマニュアルの作者は、平安貴族・橘俊綱(たちばなのとしつな)と言われていますが、彼は平等院を創建した藤原頼通(ふじわらのよりみち)の次男にあたります。橘俊綱がマニュアルを書く際にモデルとして平等院を使用したかどうかは分かりませんが、俊綱も宇治川の対岸に所有していた別荘を、後に即成就院(そくじょうじゅいん)という仏寺に改めています。

庭園は、平安時代に完成した最古の浄土式庭園で、国の史跡・名勝に指定されています。

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