translate Language
English 简体中文 繁體中文 한국어

平等院庭園における植物風景

平等院庭園における植物風景

平等院庭園では四季折々の自然を楽しむことが出来ます。春に見頃を迎える桜は、しだれ桜、ソメイヨシノ、山桜など、さまざまな品種を育てています。

初夏に咲く藤は特に有名で、阿字池沿いにある最も大きな藤棚の木は樹齢300年にもなります。花房は、長さ1メートルを超えて成長するものもあります。ほとんど地面に届くほどの長さになることから「砂ずりの藤」とも呼ばれています。現在は、藤棚を高くしたため地面に届くことはありません。豪華な藤の房は、紫色の滝のようにも見え、その花越しに見る鳳凰堂の姿は格別です。この頃には2種類のツツジ、平戸と霧島も開花し、平等院が最も華やかな季節を迎えます。

極楽浄土には蓮の花がつきものですが、平等院には、ここでしか栽培されていないユニークな種類の蓮があります。その蓮は1999年の阿字池の発掘調査中に、江戸時代の地層から発見された小さな蓮の種から発芽したもので『平等院蓮』と名付けられました。鳳凰堂の阿弥陀如来坐像の後ろの壁には、これとまったく同じように見える蓮の花びらが描かれています。さらに池の南東側には、美しい睡蓮が極楽浄土の宝地の如くに咲き誇ります。

冬にも固有品種を見ることができます。椿です。この種も、発掘調査中に室町時代の地層から発見されたもので、そこから発芽した木が育ち、2003年に最初の花が咲きました。

この他にも、夏には百日紅(さるすべり)、秋には紅葉と、たくさんの花木が平等院の季節を彩ります。

この解説文は日本の観光庁により制作されました。星をタップして評価してください。

ご協力ありがとうございます。