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雲中供養菩薩が手に持つ楽器について

雲中供養菩薩が手に持つ楽器について

鳳凰堂の長押の上部壁面には雲の中の菩薩『雲中供養菩薩(うんちゅうくようぼさつ)』52躯が、阿弥陀如来の世界を飛翔するが如くに掛けられており、そのうちの約半数が楽器を演奏しています。たとえば南21号は笙を、北24号は太鼓を、北12号は鉦鼓(銅鑼)を鳴らしています。北2号と北16号は、琵琶を弾いています。

これらの楽器の多くは仏教と共に中国から伝来した後、次第に日本の文化に溶け込んでいき、藤原頼通(ふじわらのよりみち)が平等院を創建した平安時代後期頃には、儀式や宮廷周辺での宴会などの場に馴染んでいました。現代でも、宮中の雅楽会などではこれらの楽器の多くが使用されています。

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