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観音堂

観音堂

観音堂の成立について詳細は不明ですが、鎌倉時代初期の建築とされ、平等院境内では鳳凰堂に次いで2番目に古い堂舎です。かつては、本尊十一面観音立像(平安時代後期/重要文化財)や地蔵菩薩立像(平安時代中期/宇治市指定)を安置していましたが、これらは現在ミュージアム鳳翔館で常設展示しています。

かつてこの地には平等院の本堂があり、本堂から宇治川に向かって釣殿(つりどの)が設けられていたことから、後世には「釣殿観音」の愛称で親しまれていました。全体的に簡素な建物ながら、垂木を地円飛角の二軒(楕円形の地垂木と角形の飛檐垂木を2段に重ねる)とする点が極めて異例であります。これは天平時代より格式高い建物にみられる様式で、鳳凰堂に倣ったとみられます。保存上の観点から平成26年7月以降拝観停止となりました。

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